気が付けば3年以上このブログにノータッチ・・。反省。
ところで2012年度より庵主は金沢市民芸術村のミュージック工房ディレクターもしております。
今年度最後の企画が来る3月3日(日)15時〜ミュージック工房で行われます。その名も
邦楽器スーパーセッション「能 箏 管 (のうそうかん)」
チケット1500円(当日500円高)
出演 竹澤悦子 箏・十七絃
安田 登 下掛宝生流
上野賢治 フルート
いったいどんなイベントか少し明らかにします。
きっかけは昨年の夏。ここ数年、おつきあいさせて頂いてるダンサーの「山田うん」さんと芸術村のイベントでお会いしたとき
ビュータン、島根(の合宿)に来な〜い。※ビュータンは庵主の別名です。
うーん。いけたらいくわ。と軽くお返事をしておきました。
ちなみに「山田うん」さんは本名をお尋ねすると
”こ”を付けてくださーい!と仰るナイスな方です。
わたくしの最近の座右の銘は
「犬も歩かないと棒に当たらない」
で、いかない理由もみつからずフラフラ〜と島根の温泉津まで出かけました。お盆に。
しかし、出かける直前に町内草刈からの五十肩を発症し、最悪の体調。鎮痛剤を旅の友としてやっと到着。
ダンスカンパニーと海神楽のコラボみたいな企画でした。カンパニーの作品に音楽をプラスするというミッション。肩が最悪でしたが演奏は最悪にならず、むしろ良かった(でももういや)
海神楽は凄かった!よかった!ダンスカンパニーの作品も良かった!燃え尽きた、俺!
で楽屋で燃え尽きていると、本番の終わったダンサーに呼ばれる。ちょっと今夜パフォーマンスをしようと。それをさっきまでいなかったオジサマが仕切っておりまして(この時点では知らない方)鎮痛剤の切れかかった朦朧とした頭で聞いておりますと
オジサマは「山田うん」さんの友人の能楽師らしい
わたしと同じように合宿に呼ばれたらしい。
夏目漱石の夢十夜を題材にするらしい。(夢十夜は庵主は作品化したことが以前にあります。ので雰囲気はわかります。
第三夜をするらしい・・・。(怖いやつじゃん・・・)
それを今夜合宿内発表。
最低限の打ち合わせをしてあとは今夜ということになりました。
その後、わたしは鎮痛剤のストックも切れますますダメな状態に。合宿場で倒れておりました。温泉に入ったり、マッサージ師(でダンサー)に施術してもらったりしましたがダメなものはダメな状態。再び倒れておりました。皆は楽しく打ち上げなどしていたようですが。
夜も更けてきたころ誰かが呼びにきました。
いまから夢十夜やるぞと。えっ?まじ。
やりました。
外は嵐。電気消してカーテン開けて。
島根は「出雲」。神さま、いる。
盛装となった安田さん(オジサマ)の舞に謡に稲光と雷鳴がアクセントを付けていく。
音楽にも自然の力が加わる。太鼓にもベースにも。
「山田うん」さんも言ってましたが
本当に怖かったです
で、あたらしかった。
能楽師、安田登さんとの出会いはこんな感じで濃密なものでした。
このアイデアを掘り下げれないかという試みを芸術村でします。
箏、の竹澤悦子さんとはヒミングで会いました。これも衝撃。
今回は雷は関係してこないと思いますが、庵主自身ものすごくたのしみです。
お問い合わせは
金沢市民芸術村ミュージック工房
076-265-8300
fax076-265-8301
e-mail music@arrow.ocn.ne.jp
安田さんの夢十夜、動画ありました。